|
T社(うちの近所の)がコーティング業に参入したのがいまから15年ほど前である。
社内の系列の電装会社が仕切るというものだった。
調べるとACデルコというアメリカの会社(バッテリーとか作っている)がテフロン系の液剤を
日本市場に売り込むためか?
日本の中○自動車工業がコーティング業に参入するためか?そのあたりの経緯は分からぬものの『5年保障』とかいうふれこみで始めたものだった。
さらに調べると日本にもヤナ○あたりには入っていて
ふき取りにくい変なコーティング剤であった。
また、液剤の単価も高くわれわれポリマー屋でその液剤をメインに使っている業者は
皆無といっていいほどだった。
2回ほど液剤がモデルチェンジしてふき取りやすくはなったのだが
社名のACデルコが消えて○PCに変わっていた。
どちらもペイントシーラント#アメリカでのコーティング剤はほとんどが○○ペイントシーラント
である。
当初のボトルは英語表記で『良く振れ』shake wellとか『8時間以内に使い切れ』などとあったのだが、ある日を境に表記も日本語になり『8時間以内に使い切れ』の文字は削除された。
何か変!
聞いた話ではテフロンの含有量が多いらしい
とのことではあったが5年何をどう保障するのか?くわしい説明はわれわれ作業するものには
何の説明も無かった。 |
|
|
|
|
|
もともと電装屋さんがいきなりポリマー屋を始めても出来るわけが無いとは思っていた。
実際新車をおもにコートするわけだがモータープールの雨ざらし車両は汚れ放題。
なかには半年近く売れない車とかもあったくらいである。
紺色のセ○ターとかいうワゴン車はルーフに鳥糞や雨シミによる陥没がひどく
結構がんばって研磨してもフラットにならない。新車ですよ!納車前の。
結局、塗ったらしいですがそれって『補修有りの車両じゃん!』(^^;
実情はそんなもんなのでしょう。
アメリカからの逆輸入車だったかな?○プター(笑) |
|
|
|
|
|
コート剤の性質もフッ素系、いわゆるテフロン系なので僕らが使っているものと大差は無く
100ccほどの小さなメンテナンスクリーナーが付属していました。
作業時の説明書きにあった写真には偏芯ポリッシャー
↑楕円運動でまわる日曜大工のようなもの。が載っており
『いまどきこんなものは使っていないぜ!』というありさまでわれわれはとうにダブルアクションの
サンダーを使っていたため電装の方でもあわててダブルアクションを薦めたようです(^^;
実際当時使っていたミニカトッポ(ソリッドの黄色)にあれこれ塗ってテストしましたが
どれも大差はありませんでした。
しかし大手のディラーがCP○ペイントシーラントを採用してしまったため
お客様は『ディーラー製品だから間違いは無いだろう』と信じてしまったのですなあ。
『5年保障』は『1度の施工で5年持つ』みたいな誤った記述ですわな。 |
|
|
|
|
|
ペイントシーラントもパールやシルバーなどの比較的強い塗装にはそこそこの実力を発揮します。
ただ洗車をまめにするとかメンテナンスクリーナーを頻繁に使いスタンドのブラシ式洗車は
ぜったいやらない人の車のみです。
結局のところ自分じゃ絶対洗わないとかソリッド系の塗装色を選んでしまった車では
塗料そのものの持つ強さが不足するため傷付き、汚れやすくなってしまったのです。
で、新日本交易さんというところがパワーGFというガラス系のコート剤を発売します。
『酸化しない』とか『皮膜が硬い』ということでうちでも使い始めます。
簡易型ガラスコーティングの先鞭をつけた商品でした。
その後ペイントシーラントには救急箱のようなメンテナンスキットが付属するようになり
メンテナンスクリーナーも100ccが6倍近く増量され、『これは5年分なのか?』と
思ったりも。
でもねー。珪藻土が入っているってことはコンパウンドが入っているに等しくて
#202の黒とかにこれを使っても傷が入るだけの気がする。 |
|
|
|
|
|
自営業ではあるものの無店舗のため自宅の車庫が作業場で完全密閉の環境ではない。
ただ、信じられない話ですが
ディーラーの新車のコーティングも屋内に店舗・作業場を併設するところを除き
屋根も無い吹きさらしが作業場所だったりします。
炎天下でもです。
これならよっぽどうちの作業場の方がまし!
これだっておかしいでしょ。
4万5万するコーティングが6ヶ月点検あたりの作業以下です。
所詮われわれは外注業者。
邪魔にならぬよう自動車は軽でも駐車場が無く路上駐車だったり。
土日はイベントをするからここに止めないでくれとか・・・
駐車禁止で切符切られたら払ってくれるんか?
イベントの無い平日に作業依頼してくれ!
外注哀歌(T0T) |
|
|
|
|
|
うちの風呂場の鏡である。(^^;
ガラスのような一見つるつるの素材でも付着した水滴を残したままにしておくとこのような
シミが残る。
別に太陽光にさらされているわけでも、水平面で水切れが悪いわけでもない。
つるつるで垂直面であってもこのように放置され自然乾燥してしまうと水分中の不純物が
残ってしまうということをお伝えしたい。 |
|
|
|
|
|
こちらも我が家のポット。これでもシーズン前には専用洗剤で掃除しているのだけれど・・・
風呂の鏡とおんなじですね。
ポットの場合、クエン酸のような『酸性』の洗剤の力を借りると除去も出来ますが
普通の洗剤で洗っても落ちません。爪で引っかけば落ちます。
これが車のボディの場合。
風呂の鏡よりも劣悪な条件の下おこっているわけです。
直射日光にさらされ、エンジンの熱気が上がる
ボンネット!
雨が降るたび洗車しませんよね?
こうなる危険性を少しでも回避するため黒い車は買うな!とか買うなら
ソリッドはやめてメタリック車を!!とかほざいている
私です(^^;
最近さまざまなコート剤を使ってみての感想ですが
どんなに高い製品もシミは出来る!ということです。
まったく手入れをせずに汚れない製品はありません。 |
|
|
|
|
|
自分が乗りたい車を他人の意見で決めたくは無い!←ごもっともです。
でも買った後に後悔しないためにパールホワイトとか
シルバーを選んでください!
あきらかに塗装の持ちが違います。
では運悪く濃い色の車を買ってしまった方はどうするのか?
手元にシミとり剤があります。めちゃくちゃ高いです!
やわらかいウエスにとって1つ1つシミをこすっていきます。落ちます!
ただその分、労力はかかりますので覚悟がいります(笑) |
|
|
|
|
|
今度出るアルファードのボディカラーにラインアップされている黒は#202だそうだ。
ボクのページを読んでくれて、賛同してくれている若干名(^^;の方は分かっていただけると思うが
#202という塗装色はソリッドの黒であってものすごく柔らかい。
言い換えると触っただけでキズが入るようなどうしようもない塗装だとボクは思う。
ハリアーとかに設定があってコーティングしても思うような効果が発揮できない塗装である。
現行のアルファードは黒っぽいメタリックなのでまだクリアがかかっている分マシなのだが
今度のアルファードはソリッドだけになるようだ。
何百万もする車を買うユーザーの為になっていないね。
もっとも買う方もお勉強しなければいけないのだが・・・ |
|
|
|
|
|
おととい入庫したオデッセイ。12年登録の1オーナー車。8年落ちである。
細かいキズは数知れず、目立つのが隅の汚れ!
エッジというエッジが黒い線を作る。おそらくWAX洗車のお土産でしょうな。
これでもいちおう洗車してあるのですが・・・(^^; |
|
|
|